1. >
  2. >
  3. 時候の挨拶とは?

時候の挨拶とは?

日本の美しい伝統的な手紙の書き方

手紙の書き方というのは、国や文化によって異なり、それぞれの背景がとても良く出てきます。
日本は四季の移り変わりが素晴らしい国で、日本人は季節ということについてとても敏感な国民です。
それが手紙の書き方にも表れていて、多くの場合時候の挨拶を始めに載せるのが習慣となっています。

もちろん、どの文化でも手紙の始めに挨拶を載せるという習慣はありますが、時候もしくは季節についてのコメントを入れるというのは、日本ならではの美しい伝統だと言えるでしょう。
それによって、相手への気遣いや手紙を書く人の感性などが分かりますので、手紙を書く際にはこだわりたい部分でもあります。
最近は手紙を書くという習慣がかなり失われていますので、それだけ良い時候の挨拶を書くことができれば、相手の人に良い印象を与えることができて、人間関係を作るのにも役立ちます。

季節に合った自分なりの時候の挨拶を考えてみる

時候の挨拶は、ある程度決まった慣用句もありますが、基本的にはそれぞれの季節に合ったものを自分で考えて書くものです。
そのため、手紙を書くときには、自分でどんな言葉を使ったら良いかを時間を取って考えてみると良いでしょう。
慣れるまではなかなかうまい文句が出てこないかもしれませんが、そんなにたくさんの時候の挨拶を考える必要はありませんので、良いものを考えられたずっと使い続けることができます。

基本となるのは、それぞれの季節を象徴付ける天候や温度変化、咲いている花、人々の装いなどです。
日本人であれば、無意識のうちにこうした季節の変化を目で捉えているはずですので、それを時候の挨拶という形で文にしてみると良いでしょう。
自分で、ああこんな季節になったな、と思えることを簡略に文にすれば良いのです。

時候の挨拶についての注意点

ビジネス上の手紙を書く際には、どうしても固くなってしまい、時候の挨拶も「○○の候」とだけの簡潔なものにしがちです。
もちろん、シンプルな手紙を書くことはビジネス上必要なことですが、相手への気遣いやちょっとした心のこもった言葉があると、読み手は強い印象を受けるものです。
そのため、ビジネス上のものだからシンプルにしようとかたくなに思わず、少なくても時候の挨拶だけは、心が入ったものにすることができます。

また、病人やけが人にお見舞いの手紙を書くとき、お悔やみの手紙を書くときなどは、基本的に時候の挨拶は省略します。
相手への心配の気持ちなどを優先するという思いを伝えるためで、すぐに内容を書き始めるのがマナーとなっています。
時候の挨拶に関するこうした例外的な点にも注意して、上手に手紙を書くようにしましょう。